ゲーミングモニターの選び方で初心者がまず迷うのは「どこから見ればいいか分からない」ことですが、見るべきは5項目だけです。
- FPS中心なら24インチ・フルHD・144Hz以上
- ゲームも作業もきれいに見たいなら27インチ・WQHD・165〜180Hz
ただし、どれだけ良いモニターでもPC(特にGPU)が性能を出せなければ宝の持ち腐れになるので、この記事では5項目の意味と、手持ちのPCや予算との釣り合わせ方をまとめます。
5項目とPCとの釣り合いで選べば失敗しにくい
ゲーミングモニターの選び方は、次の5項目を順に見れば決まります。
- リフレッシュレート(なめらかさ):まず144Hz以上
- サイズ:FPS中心なら24インチ、作業も兼ねるなら27インチ
- 解像度(画面の細かさ):24インチはフルHD、27インチはWQHD
- パネル(画質のタイプ):IPSを選んでおけば十分
- 接続端子:DisplayPortを選んでおけば十分
ただし、5項目を単体で良くしても失敗します。モニターのHzや解像度を活かすのはPCのGPUなので、ここを外すと「高いモニターを買ったのに性能が出ない」になります。
ヒバスペック表を全部覚えなくて大丈夫です。見るのは5か所だけです。

リフレッシュレートはまず144Hz以上
リフレッシュレートは1秒間に画面を書き換える回数で、高いほど動きがなめらかに見え、初心者の目安はまず144Hz以上です。
144Hzのフレームタイムは約6.94ms、240Hzは約4.17msで、理論上は240Hzが上です。
144Hzと240Hzはどっちを選ぶ
初めての1台なら144Hzで十分です。240Hzの恩恵を感じやすいのはFPSで勝ち負けを競う人で、それもPCが実際に240fps近く出せることが前提なので、対戦以外のゲームなら144Hzで困りません。
数字が大きいほどいいんでしょ?240Hzにするまう!
ヒバ240Hzを活かすには、PCがそのfpsを出せる必要があります。まずは144Hzで十分です。
Hzの選び方をもう少し深く知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

PCのGPUが足りないとHzは活きない
モニターのHzを使い切るにはPCがそのfpsを出せる必要があり、例えば144Hzのモニターでも、ゲームが60fpsしか出なければ画面は60fps分しかなめらかになりません。
GPUが非力なまま高Hzモニターだけ買っても、効果は薄いです。
サイズと解像度は24型フルHDか27型WQHD
サイズと解像度はセットで考え、24インチはフルHD・目から画面まで50cm前後、27インチはWQHD・60cm以上が目安です。
デスクの奥行きと座る距離で見やすいサイズは変わり、近すぎると27インチは視線移動が大きくなります。
適正な視聴距離で選ぶ
机に対して自分がどのくらい離れて座るかで決め、奥行きが浅い机で近く座るなら24インチ、距離を取れるなら27インチが扱いやすいです。インチ選びに迷う人はこちらの記事も見てください。


解像度が上がるとPCへの負荷も上がる
ゲーミングモニターの解像度はフルHD→WQHD→4Kと上がるほど、描画が重くなりPC(GPU)への負荷が増えます。
4Kは要求スペックが高く初心者には荷が重いので、画質とPC負荷のバランスが取りやすいWQHDから選ぶのが無難です。
パネル(TN・VA・IPS)の違い
液晶パネルはTN・VA・IPSの3種類が中心で、初心者はIPSを選べば、色の見え方で不満が出にくいです。
色再現と視野角に優れてゲームも動画も万能で、価格もこなれてきました。それぞれの違いは次のとおりです。
| パネル | 強み | 弱み | 価格の目安 |
|---|---|---|---|
| TN | 応答速度が速い | 視野角・色が弱い | 2万円台〜 |
| VA | コントラストが高く黒が濃い(3,000〜5,000:1) | 動きの速い表示が苦手な傾向 | 中くらい |
| IPS | 色再現と視野角に優れ万能 | TNよりやや高め | やや高め |
3種類もあると選べないまう…
ヒバ迷ったらIPSでいいです。色も視野角も良く、ゲームにも動画にも向くからです。
競技系で1フレームを削りたい人だけTNを検討すれば十分で、多くの初心者にとってはIPSの万能さが使い勝手で勝ります。
接続端子(HDMI・DisplayPort)の見分け方
ゲーミングモニターの接続端子は、PCゲームならDisplayPort1.4が基本です。
WQHD/240Hzや、圧縮技術(DSC)を使えば4K/144Hzまで対応でき、高Hz・高解像度を安定して出せます。PS5など据え置き機をつなぐなら、4K/120Hzに対応するHDMI2.1を選びます。

- 端子と解像度・Hzの組み合わせで最大性能が決まるので、モニターとPC/機器の両方に対応端子があるか、スペック表の対応表記を見る
- 端子が対応していてもケーブルが規格を満たさないと本来のHz・解像度が出ないので、規格の合うケーブルも一緒に用意する
DisplayPort 1.4ケーブルを探す
5項目を満たすPixioのモニター3台
5項目の基準を満たすモデルを、Pixio(アメリカ発のブランドで、日本ではHameeが販売)の公式ストアから3台選びました。どれもパネルはIPSです。
価格は2026年10月8日に公式ストアで確認した通常価格(税込)で、セール中はこれより安くなることがあります。
- 26,980円:PX248 Wave(23.8型・フルHD・200Hz)
- 29,980円:PX249 Wave(23.8型・フルHD・240Hz)
- 39,980円:PX278 Wave(27型・WQHD・180Hz)
FPSの1台目ならPX248 Wave
24インチ級・フルHD・144Hz以上というFPS向けの基準をそのまま満たすモデルです。200Hzまで出せるので、PCの性能が上がっても余裕があります。
PX248 Wave(23.8型・フルHD・200Hz)
240fpsを狙うならPX249 Wave
PX248 Waveと同じサイズで、240Hzに対応したモデルです。PCが240fps近く出せる人や、対戦で勝ちにこだわる人向けです。
PX249 Wave(23.8型・フルHD・240Hz)
作業も兼ねるならPX278 Wave
27インチ・WQHDの基準を満たすモデルです。画面が広く文字も細かく表示できるので、ゲームとデスクワークを1台でこなしたい人に向いています。WQHDはPCへの負荷も上がる点は覚えておいてください。
PX278 Wave(27型・WQHD・180Hz)
予算別の目安とよくある失敗
2026年10月時点では、24インチ・フルHD・144〜180HzのIPSなら2万円前後から、27インチ・WQHD・165〜180HzのIPSなら3万円前後から狙えます。
有機EL(OLED)は5万円以上が中心で、価格は変動するので、買う前に販売ページで確認してください。
1万円台〜10万円超の価格帯の中身
- 1万円台後半〜2万円台:24インチ・フルHD・144Hz以上
- 3万円前後:27インチ・WQHDが視野に入る
- 5万円以上:有機ELや4K・高Hzの上位帯
手持ち(または購入予定)のPC構成に対して、どこまで必要かで決めます。決めきれないときは、自分の遊び方に近いほうの基準を落としどころにすれば、5項目の妥協が少なく、型番を自分で延々と探す手間も省けます。
27インチ・WQHDのゲーミングモニターを探す
一番高いの買えばよくない?
ヒバ高いモニターでもPCのGPUが追いつかないと性能を出せません。予算はPCとモニターで配分してください。
初心者がやりがちな失敗
多いのはモニターだけ高性能にしてPCがついてこないケースなので、次の3つは買う前に必ず確認してください。
- モニターだけ高性能にしてPCのGPUが追いつかない
- 端子やケーブルの規格がHz・解像度に足りない
- サイズと座る距離が合っていない
モニターの前に、PCのGPUをもう一度確認する
ゲーミングモニターの性能を引き出すのはPCのGPUです。
- 144Hzを活かすにはそのfpsを出せるGPU、WQHDや4Kを快適に回すにはそれに見合うGPUが要る
- まずは自分のPCがどのくらいのfps・解像度を出せるかを確認してから、モニターを選ぶ
- GPUがモニターに釣り合っていないと感じたら、PC側の新調も選択肢
高リフレッシュレートを活かせるGPUを積んだモデルなら、モニターの性能をそのまま使い切れます。そもそものPC選びに不安がある人は、こちらの記事から読むと迷いにくいです。

BTOショップのゲーミングPCを見る
モニターを2枚にするか迷っている人は、ゲームでの使い道と始め方をこちらの記事で解説しています。

よくある質問
まとめ
- ゲーミングモニターは5項目=リフレッシュレート・サイズ・解像度・パネル・接続端子で見る
- 迷ったら、FPS中心は24インチ・フルHD・144Hz以上、作業兼用は27インチ・WQHD・165〜180Hz
- 5項目はPC(GPU)性能と予算に合わせて一体で決める
- モニターだけ高性能にしてもPCが追いつかなければ性能は出ない
- まずは自分のPCがどのくらいのfps・解像度を出せるかを確認する
最初の一歩は、手持ちのPCがどのくらいのfpsと解像度を出せるかを調べることです。
そこが分かれば、必要なモニターの帯は自然と絞れます。PC側に不安があるなら、先に初心者のゲーミングPCの選び方を確認してから選んでください。

