ゲーミングPCを買ってNVIDIA Appを開くと、設定項目が多くてどれをいじればFPSが上がるのか迷いますが、見直すのは次の3つだけで十分です。
- ドライバを最新に更新
- 低遅延モードをオン
- G-SYNCの3点連携
この記事では、NVIDIA Appのおすすめ設定と各項目の意味、うまくいかなかったときに初期状態へ戻す方法までを順に解説します。全体の流れはこちらの記事にまとめています。

最初に見直す設定はこの3つ
FPSゲームなら、まずは次の3つだけで十分です。
- ドライバを最新に更新する
- 低遅延モードをオンにする
- G-SYNC・垂直同期・FPS上限の3点をセットで合わせる
NVIDIA Appのおすすめ設定といっても効果が分かりやすいのはこの3つに絞られるので、残りの項目は慣れてからで構いません。

ヒバ全部やらなくて大丈夫です。まずこの3つだけで違いを感じやすいです。
NVIDIA AppとGeForce Experience、どっちを使う?
これから入れるならNVIDIA Appで問題ありません。
2024年11月12日に正式版が公開されたツールで、GeForce ExperienceとRTX Experienceを1つにまとめ、NVIDIAコントロールパネルの主な設定も取り込んでいます。
- インストール時間が半分に
- アプリの応答性が約50%向上
- アカウントへのサインインが不要に(起動のたびのログインがなくなった)

両方入っていても大丈夫か
同時に入っていても動きますが役割は重なるので、これから使うならGeForce Experienceを外してNVIDIA Appに一本化するとすっきりします。
えっ、両方入ってたら片方消さなきゃダメまう!?
ヒバ急いで消さなくても平気です。ただ新しく入れ替えるなら、NVIDIA Appに寄せると管理が楽になります。
NVIDIAコントロールパネルは不要になったのか
NVIDIAは2026年5月26日のドライバ610.47から、従来のNVIDIAコントロールパネルを標準では入れないようにし、ゲーム向けの機能はNVIDIA Appに移しました。
これから設定を変えるなら、基本はNVIDIA Appで足ります。古いコントロールパネルの画面が必要なときは、Microsoft Storeから入れることもできます。
Game ReadyとStudioドライバの選び方
ゲームが目的なら、迷わずGame Readyドライバを選んでください。
- Game Ready:最新ゲーム・パッチ・DLCへの初日対応を優先して頻繁に更新される
- Studio:動画編集やCADなどのクリエイティブ用途向けで、更新頻度を下げて安定性を優先
ゲームを遊ぶのが中心なら、Game Ready一択です。ドライバ更新はNVIDIA Appの「ドライバー」タブからでき、新作ゲームを始める前や、カクつきを感じたときに更新するのが目安です。
新しい方が強いなら、毎回すぐ更新すればいいじゃん。
ヒバ不具合がなければ急がなくて大丈夫です。新作前と不調時だけ入れれば十分です。
遅延とカクつきを減らすおすすめ設定
ここからが本題で、NVIDIA Appのおすすめ設定の中心になる部分です。
低遅延モードはどこまで上げる?
- まずは「オン」
- GPUを使い切るような重いゲームなら「ウルトラ」
低遅延モードはFPSを上げる機能ではなく、操作してから画面に反映されるまでの遅れを縮める機能で、効果が出やすいのはGPUに負荷がかかりきってFPSが60〜100程度の場面だとNVIDIAは説明しています。
- VALORANTやApexのように「NVIDIA Reflex」に対応したゲームではゲーム内のReflexの設定が優先されます
- ゲームの設定画面でReflexを「オン」(または「オン+ブースト」)にしたほうが、効果は確実
G-SYNC+垂直同期+FPS上限の3点セット
ここは初心者がつまずきやすいところで、G-SYNC対応モニターを使うなら次の順で合わせます。
- モニター側のVRR(可変リフレッシュレート)をオンにし、NVIDIA App(またはNVIDIAコントロールパネル)でG-SYNCを有効にする
- NVIDIA App側の垂直同期をオンにする
- ゲーム内の垂直同期はオフにする
- FPS上限を、モニターの最大リフレッシュレートより3〜4低めに設定する(144Hzなら140前後)
この4つが連携することで、カクつきと画面のズレ(ティアリング)を同時に抑えやすくなります。垂直同期は「オフが正解」と思われがちですが、G-SYNCと組むときはNVIDIA App側だけオンにするのがコツです。

垂直同期ってオフにするものじゃないの?混乱するまう。
ヒバ単独ならオフ寄りですが、G-SYNCと組むときはApp側だけオンが安定します。
リフレッシュレートとFPS上限の関係は、モニター側の基礎から知ると分かりやすいので、こちらの記事もあわせて読んでみてください。

電源管理モードと余計な機能オフ
電源管理モードは「最大パフォーマンスを優先」にし、使わないオーバーレイもオフにすると、わずかですが負荷を減らせます。
「新しく追加されたゲームとアプリを自動的に最適化する」はオンだとゲーム内の画質設定をNVIDIAの推奨値に書き換えるので、自分で設定を決めたい人はオフにしておきましょう。
- 電源管理は最大パフォーマンスを優先に
- 自分で画質を決めるなら自動最適化はオフ
- 使わないオーバーレイもオフ
この設定を活かすにはモニター側がG-SYNC(VRR)に対応していることが前提なので、手持ちのモニターが対応しているか分からない人や、これから買い足す人は、対応モデルを一度確認しておくと設定がそのまま効きます。
G-SYNC Compatibleのゲーミングモニターを探す
ゲームごとの最適化と録画・オーバーレイ機能
VALORANTやApexのような競技系のFPSでは、見た目の綺麗さより遅延とフレームの安定を優先するのが基本の考え方です。
VALORANT・Apexで優先する設定
DLSS(AIで画質を保ちながらFPSを底上げする機能)は対応ゲームなら使って損はありませんが、注意したいのはフレーム生成で、FPSの数字が大きく増える一方で操作の遅れも増えます。
対戦FPSではフレーム生成はオフにして、低遅延を優先してください。
インスタントリプレイの使い方
録画はインスタントリプレイが手軽で、Alt+Shift+F10で有効化するとAlt+F10で直前のプレイを保存できます。さかのぼる長さは設定で変えられ、最大20分です(初期の操作キーは、オーバーレイの設定画面で確認できます)。常時録画ではないのでストレージも圧迫しにくく、ナイスプレイを後から切り出すのに向いています。
設定で失敗したとき・画面がおかしくなったときの戻し方
まず安心してほしいのは、設定はいつでもまとめて初期状態に戻せるということで、これを知っていれば気軽に試せます。
- 3D設定がおかしくなったら「復元」:NVIDIA Appは「グラフィックス」→「グローバル設定」、NVIDIAコントロールパネルは「3D設定の管理」にある
- 画面がカクつく・乱れるなら、古い設定を引きずらずに入れ直せるドライバの再インストール(クリーンインストール)
ヒバいじって不安になっても「復元」ボタンで戻ります。試す前に場所だけ覚えておいてください。
原因が分からないときは直前に変えた項目を1つずつ戻すのがコツです。一度に全部戻さず、1つ戻して確認するのを繰り返せば、どの設定が合わなかったのか切り分けられます。
- 直前に変えた項目を1つずつ戻す
- 一度に全部変えない
- まとめて戻すなら「復元」ボタン
ここまでの設定が効くのはGeForce搭載機なので、これから買う・買い替えるならGeForce搭載モデルから選ぶと、買ったその日からこの記事の内容をそのまま使えます。
BTOショップのゲーミングPCを見る
GeForce搭載モデルを予算別に比べたい人は、こちらの記事で構成の目安をまとめています。

設定を変えてもfpsや見え方が変わらないとき
NVIDIA Appの設定は、PCとモニターが持っている力を引き出すものです。もとの性能より上には上がらないので、変化がないときは次の2つを見直します。
- モニターが60Hzのままなら、fpsが上がっても画面に映るのは1秒に60コマまでです。144Hz以上のモニターにして、はじめて差が見えます
- グラフィックボードの力が足りないなら、ゲーム内の画質を下げるか、PCの買い替えを考える段階です
144Hzと240Hzのどちらが合うかは、こちらで比べています。

手ごろな価格で144Hz以上のモニターを探すなら、Pixioが候補になります。
VALORANTやApexを快適に遊べるPCの構成は、こちらで予算別にまとめています。

NVIDIA Appと合わせて見直したい、VALORANTのゲーム内の設定はこちらです。

よくある質問
まとめ
- NVIDIA Appで最初に見直すのは「ドライバ更新」「低遅延モード」「G-SYNC連携」の3つ
- これから入れるならGeForce ExperienceよりNVIDIA Appでいい
- ゲームが目的ならドライバはGame Readyを選ぶ
- G-SYNCは「モニター側VRRオン・App側垂直同期オン・ゲーム内オフ・FPS上限やや低め」で合わせる
- 設定は「復元」ボタンでいつでも元に戻せる
まずはこの3つだけ設定して、自分のゲームでfpsと見え方を比べるのが近道です。うまくいかなければ戻せば大丈夫なので、次は全体の初期設定をこちらの記事で一通りそろえておくと迷いがなくなります。








