ゲーミングPCの相場・価格目安は?予算別の構成例と迷ったときの基準

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ゲーミングPCの価格目安は?予算別の構成例と迷ったときの基準

ゲーミングPCを選ぶとき、最初に迷うのが「結局いくら出せばいいのか」です。

調べるほど「おすすめ構成」や「最強スペック」が出てきますが、パーツの値段が上がっている今、それをそのまま信じて買っていいのかは別の話です。

この記事では、ゲーミングPCの価格目安を次の3つに分けて整理します。

  • 10万円台
  • 20万円台
  • 30万円以上

それぞれでできること・注意点・具体的な構成例を、初心者向けにまとめています。

大切なのは「一番高い構成」を選ぶことではなく、自分の使い方に合った価格帯を選ぶことです。

目次

迷ったら20万円台を基準に

初めてのゲーミングPCで迷ったら、20万円台(バランス重視)を基準に考えるのが、いちばん外しにくい選び方です。

  • 10万円台:まずゲーミングPCを試したい人向けの最低ライン
  • 20万円台:性能・価格・将来性のバランスが最も良い本命ゾーン
  • 30万円以上:4K・高FPS・配信など目的がはっきりした人向け
チューまう

20万円!?高っ。10万円のやつで十分まう!

ヒバ

「いくらなら買えるか」ではなく「どの価格帯が自分の目的に合うか」で考えると、後悔がぐっと減ります。

価格帯別にできることが一目で分かる早見表

まずは、それぞれの価格帯の特徴をざっくり押さえておきましょう。

価格帯解像度の目安向いている人注意点
10万円台フルHDまず試してみたい人構成に余裕がない
20万円台フルHD〜WQHD初心者〜中級者ショップごとの構成差に注意
30万円以上WQHD〜4K目的が明確な人オーバースペックになりやすい

10万円台は「ゲーミングPCがどんなものかを試す」ための価格帯です。一方で、性能や構成に妥協したくない人は、20万円台以上を選んだ方が結果的に後悔しにくいケースが多くなります。

この記事は、パーツ価格が高騰している時期に、新品のゲーミングPCを初めて買う初心者〜ライト層を想定しています。短期的な安さよりも、数年後に「この選択でよかった」と思えるかどうかを重視して整理しました。

価格帯別の特徴と後悔しにくい構成例

価格帯ごとの構成例では、パーツの細かい型番よりも、どんな考え方で組まれた構成かに注目してください。

下の構成例は、販売期間の決まっていないOZ GAMINGの定番モデル(Z1シリーズなど)で比べています。期間限定のセールでは、同じ構成がもっと安く出ることもあります。

遊びたいゲームが決まっているなら、VALORANT・Apex向けのPCの選び方も参考にしてください。

10万円台はまず試したい人向け

10万円台(抑えめ価格帯)のゲーミングPC

10万円台でもフルHD環境で軽め〜中程度のゲームを遊ぶことは十分可能で、「特定のゲームだけ遊べればいい」「まずは様子を見たい」という方に向いています。

この価格帯の注意点
  • 4Kなどの高画質設定や高フレームレートは狙いにくい
  • 重いゲームでは画質設定を下げる必要がある
  • コスト優先で、冷却性能や電源容量に余裕がない構成になりやすい
ヒバ

この価格帯で「ゲーミングPCってこんな感じか」を掴む人も多いです。

構成例:OZ GAMING「Z1シリーズ Ryzen 7 5700X・RTX 5060」

OSWindows 11 Home
CPUAMD Ryzen 7 5700X
GPUGeForce RTX 5060(8GB)
メモリ16GB(DDR4・1枚)
SSD500GB(M.2 Gen3)
電源650W(80PLUS BRONZE)
価格182,800円(税込)
※2026年10月21日時点の公式サイトの価格です。価格や構成は変わることがあるので、販売ページでご確認ください。

SSDは標準だと500GBなので、ゲームを何本も入れるなら注文時に1TB(+17,000円)にしておくと、容量不足でゲームを消す手間が減ります。

同じOZ GAMINGで、GPUだけを1段上げると次のようになります(2026年10月21日時点の公式価格・税込)。

構成例GPUを上げる
モデルZ1シリーズ Ryzen 7 5700X・RTX 5060Z1シリーズ Ryzen 7 5700X・RTX 5060 Ti
GPURTX 5060(8GB)RTX 5060 Ti(8GB)
メモリ・SSD・電源16GB・500GB・650W同じ
価格182,800円198,800円

差額は16,000円で、メモリ・SSD・電源は同じです。

  • 価格を抑えるなら:RTX 5060
  • 重めのゲームも遊びたいなら:RTX 5060 Ti
  • メモリを2枚(32GB)にしたい場合は、注文時に+21,000円で変更できます

20万円台はバランスの良い本命

20万円台(バランス重視)のゲーミングPC

20万円台は、性能・価格・将来性のバランスが最も取りやすい価格帯です。フルHDでの快適なプレイはもちろん、タイトルによってはWQHDの高画質設定でも安定した動作が期待できます。

冷却や電源といった見えにくい部分にも余裕が出やすく、数年は買い替えずに使えるのがこの価格帯の強みで、初めての1台にも買い替えにも向いた万能ゾーンといえます。

この価格帯の注意点
  • ショップや構成次第で、費用が一気に上振れしやすい
  • 同じ20万円台でも、電源・冷却・メモリの質に差がある

構成例:OZ GAMING「Z1シリーズ Ryzen 7 5700X・RTX 5070」

OSWindows 11 Home
CPUAMD Ryzen 7 5700X
GPUGeForce RTX 5070(12GB)
メモリ16GB(DDR4・1枚)
SSD500GB(M.2 Gen3)
電源650W(80PLUS BRONZE)
価格233,800円(税込)
※2026年10月21日時点の公式サイトの価格です。価格や構成は変わることがあるので、販売ページでご確認ください。

SSDは標準だと500GBなので、ゲームを何本も入れるなら注文時に1TB(+17,000円)にしておくと、容量不足でゲームを消す手間が減ります。

ほぼ同じ価格で、CPUとメモリの世代を新しくした構成もあります(2026年10月21日時点の公式価格・税込)。

GPU優先CPU・メモリ優先
モデルZ1シリーズ Ryzen 7 5700X・RTX 5070Z1シリーズ Ryzen 7 7700・RTX 5060 Ti
CPURyzen 7 5700XRyzen 7 7700
GPURTX 5070(12GB)RTX 5060 Ti(8GB)
メモリ16GB(DDR4)16GB(DDR5)
価格233,800円228,800円

違いは、GPUにお金をかけるか、CPUとメモリを新しい世代にするかです。

  • ゲームの画質やfpsを優先するなら:RTX 5070の構成
  • 数年後にCPUやメモリを強化したいなら:Ryzen 7 7700(DDR5)の構成

参考までに、私が2026年9月にドスパラ公式サイトで買ったTHIRDWAVE(Ryzen 7 7700・RTX 5070・メモリ32GB・電源750W GOLD)は、合計261,330円でした(このモデルは現在は販売終了)。同じ26万円前後でも、CPU・メモリ・電源で中身にかなり差が出るので、候補の構成表を並べて比べてください。

20万円台でできることの目安

  • フルHD:多くのゲームを高画質設定で安定してプレイ
  • WQHD:タイトルや設定しだいで十分現実的
  • FPS・MMO・オープンワールド:ジャンルを問わず快適に遊びやすい
  • 長時間プレイ:冷却と電源に余裕があり、性能が落ちにくい

20万円台の構成で必ず確認したいポイント

購入前の3チェック

  • GPUとCPUのバランス:GPUだけ高性能でCPUが弱い構成は避ける(ゲームによってはCPU負荷も高い)
  • メモリは16GB以上:8GBは避ける。配信や同時作業もするなら32GBあると安心。ただ今はメモリ自体が値上がりしているので、まず16GBを確保し、足りなくなったら増やすのが現実的
  • 冷却と電源の余裕:弱いと熱・ファン音・性能低下の原因に。将来のパーツ交換も見据えて余裕があるかを見る

「初めての1台」「設定を下げずに遊びたい」「数年は使い続けたい」「とにかく失敗したくない」という方は、20万円台を選んでおけば、まず後悔しません。

安いPCを短いサイクルで買い替えるより、結果的にコスパが良くなるケースも多い価格帯です。

30万円以上は高画質・配信まで狙う人向け

30万円以上(余裕重視)のゲーミングPC

30万円以上は、WQHD〜4Kの高解像度や高リフレッシュレートでのプレイ、ゲーム配信や動画編集まで視野に入れる人向けの上位ゾーンで、条件が合えば非常に快適な環境を作れます。

この価格帯の注意点

  • 価格が上がるほど、性能向上の体感差は小さくなる
  • 目的を決めないまま選ぶと、性能を持て余しやすい

目的と環境(モニターの解像度など)が噛み合っていない場合は、20万円台(バランス重視)の方が満足度が高くなることもあります。

構成例:OZ GAMING「Z1シリーズ Ryzen 7 9700X・RTX 5070」

OSWindows 11 Home
CPUAMD Ryzen 7 9700X
GPUGeForce RTX 5070(12GB)
メモリ32GB(DDR5)
SSD1TB(M.2 Gen4)
電源650W(80PLUS BRONZE)
価格324,800円(税込)
※2026年10月21日時点の公式サイトの価格です。価格や構成は変わることがあるので、販売ページでご確認ください。

メモリ32GB・SSD 1TBが最初から入っているので、配信や同時作業もしやすい構成です。

同じRyzen 7 9700Xで、GPUをRTX 5070 Tiにすると次のようになります(2026年10月21日時点の公式価格・税込)。

構成例GPUを上げる
モデルZ1シリーズ Ryzen 7 9700X・RTX 5070木目調ケース Ryzen 7 9700X・RTX 5070 Ti
GPURTX 5070(12GB)RTX 5070 Ti(16GB)
メモリ・SSD32GB(DDR5)・1TB同じ
電源650W(80PLUS BRONZE)850W(80PLUS GOLD)
価格324,800円439,800円

差額は約11.5万円で、GPUのメモリが16GBに増え、電源も850WのGOLDになります。

  • フルHD〜WQHDで高fpsを狙うなら、RTX 5070の構成
  • WQHD以上の高画質や配信まで視野に入れるなら、RTX 5070 Tiの構成

どの価格帯を選ぶべき?30秒セルフチェック

自分に合う価格帯を絞り込むために、次の3つの質問に答えてみてください。

質問YES?
画質設定を下げずに遊びたい?□
数年は買い替えたくない?□
価格より快適さを重視したい?□
  • YESが2つ以上:20万円台(バランス重視)がおすすめ
  • YESが0〜1つ:10万円台(抑えめ)でも十分満足できる可能性あり
  • 4K・配信・動画編集までやりたい:30万円以上を検討
高騰期のポイント
  • 2026年現在、PCパーツの価格高騰で、以前より数万円以上高くなるケースが多く見られます。
  • 無理に上を狙うより、まずは目的を満たす構成を確保し、必要に応じてメモリやストレージを後から増設していくのが賢い選び方です。

FPS向けに構成を組むときの、CPUとGPUの予算配分はこちらの記事にまとめています。

BTOショップで自分に合う構成を探すなら

予算の目安が決まったら、BTOショップ(注文を受けてから組み立てるパソコンショップ)で実際の構成と価格を見比べてみましょう。

同じ価格帯でも、ショップによって電源・冷却・メモリの内容が違うため、2〜3社を比べるだけで失敗はかなり減らせます。

デザインとコスパならOZ GAMING

コスパとデザイン性を打ち出しているBTOブランドです。見た目にもこだわりたい方は、ラインナップを一度のぞいてみるといいですよ。

セールで安く買うならFRONTIER

週替わりのセールを定期的に開催しているBTOショップです。購入時期に余裕がある方は、セール価格をチェックしてから決めるのがおすすめです。

BTOショップと家電量販店のどちらで買うか迷ったら、違いをこちらで整理しています。

SSDを512GB・1TB・2TBのどれにするかは、こちらの記事で目安をまとめています。

価格だけで選ぶと後悔しやすい理由

価格が上がっている時期ほど「早く決めなきゃ」と焦りがちなので、ここでは多くの人がつまずく失敗パターンを整理しておきます。

最安構成だけを見てしまう

最安構成だけで選ぶ失敗

価格を最優先にすると、電源・冷却・マザーボードなどの見えにくい部分が最低限の構成になりやすくなります。スペック表の数字では十分そうに見えても、長時間の使用や将来のパーツ追加で不満やトラブルが出やすい部分です。

「動くかどうか」ではなく、安定して使い続けられるかという視点を持つことが大切です。

チューまう

電源とか冷却とか、見えないとこなんてどうでもよくない?

ヒバ

見えない部分ほど、数年後の差になります。熱や電源の余裕が足りないと、突然の再起動や寿命の短さにつながります。

GPU性能だけで決めてしまう

ゲーミングPCではGPU(グラフィックボード)が注目されがちですが、GPUだけ高性能でも、CPUやメモリとのバランスが悪いと性能を発揮しきれません。「良いGPUなのに思ったほど快適じゃない」というケースの多くは、構成全体のバランスが原因です。

「今このゲームが動けばいい」で選んでしまう

今遊んでいるゲームが動くかどうかだけで選ぶと、1〜2年後に新しいゲームで設定を下げないと遊べなくなることがあります。ゲーミングPCは気軽に買い替えるものではないので、少し先まで見て選ぶのがおすすめです。

高騰期でも後悔しにくい構成の考え方

価格が高い今だからこそ意識したい、構成の優先順位を比較表にまとめました。

項目×失敗しやすい選び方○後悔しにくい考え方
価格とにかく最安目的に対して適正
GPU性能だけで決める遊びたい解像度・設定から逆算
CPUGPUに合わせて最低限数年使う前提で余裕を持たせる
メモリ削れるだけ削る最低限+増設の余地
電源・冷却ワット数だけ見る品質と余裕を重視
視点今だけ数年後まで想定
後悔しにくいパーツの考え方
  • CPUは後から交換しにくいパーツで、交換するとマザーボードごと変更になることもあるため、最初から少し余裕のある性能を選ぶ
  • 最新世代である必要はないが、明らかに古い世代のCPUはボトルネック(CPUが遅くてGPUの性能を活かしきれない状態)になりやすい
  • GPUは価格に最も影響するパーツなので、どんなゲームをどの画質で遊びたいかを先に決める
  • メモリやストレージは後から増設できるが、今は価格が上がっているため、「快適に使える最低限+増設の余地」を残す

見落としがちなポイント:電源や冷却は価格を抑えるために削られやすい部分ですが、ここを妥協すると安定性や寿命に影響します。派手さはなくても「長く安心して使うための土台」として重視しましょう。

まとめ

値段が上がっている時期はどうしても焦りやすくなりますが、価格だけを見て判断すると後悔につながりやすくなります。

  • 迷ったら20万円台(バランス重視)が基準
  • 10万円台はお試し、30万円以上は目的が明確な人向け
  • 最安やGPUだけで選ばず、電源・冷却まで含めたバランスで判断

この3点を意識すれば、高騰期でも「この選択でよかった」と思える1台を選びやすくなります。

購入のタイミングで迷っている方は今ゲーミングPCを買うべきかの目安を、スペック表の見方を知りたい方は初心者のゲーミングPCの選び方を参考にしてください。

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