FPS用にゲーミングPCを選ぶとき、CPUとGPUのどちらにお金をかければいいのかは、スペック表を見てもなかなか判断がつきません。
基本はGPUを優先して、CPUはバランスを崩さない程度に選ぶことで、この記事ではその理由と予算配分の目安、目標fps別のGPUの選び方をまとめました(情報は2026年10月時点)。
FPSはGPU優先、CPUはバランス型
FPSは画面を描き続けるゲームなので、描画を担当するGPUの性能がフレームレートに一番効きますが、CPUが弱すぎるとGPUの力を出し切れません。

実際にどんな構成が選ばれているかは、こちらの記事で具体例を紹介しています。

なぜFPSはGPU優先なのか
CPUとGPUは「指示係」と「描画係」にたとえるとわかりやすいです。
- CPU(指示係):キャラクターの動きや当たり判定を計算して、「次はこう描いて」と指示を出す
- GPU(描画係):敵の動き、エフェクト、マップを反映した画面を1秒に何十枚、何百枚と描き続ける
FPSは描画の量がとても多いので、GPUが速いほど1秒に描ける枚数、つまりフレームレートが伸びます。
一方、指示係のCPUが遅いとGPUがどれだけ速くても指示待ちの時間ができてしまい、これが後で説明する「ボトルネック」です。
指示係とか描画係とか、ボクの頭じゃ覚えきれないまう…
ヒバ数字を全部覚えなくて大丈夫です。「GPU=描画係、CPU=指示係」とだけ覚えておいてください。
CPUとGPUの予算配分の目安

GPUに全体の1/3〜1/2、CPUはその半分。配信など用途が広がるなら、CPU側を少し厚くします。
この配分を目安にすると、どちらか一方だけが余る構成を避けられます。
20万円台での具体的な構成はゲーミングPCの価格目安(20万円台の構成例)で紹介しています。
ボトルネックとは?自分の構成で起きているかの見分け方
ボトルネックは、瓶の首が細いと水の流れが詰まるように、一つのパーツが遅いせいで全体の性能が頭打ちになる状態です。FPS用のPCでよくあるのは、GPUに対してCPUが追いついていないパターンです。
- fps上限をかけていないのに、ゲーム中のGPU使用率が低いまま(90%前後に届かない)
- 画質を下げてもフレームレートがあまり伸びない
- 人数の多い戦闘や場面の切り替わりでカクつく
GPU使用率は、Windowsのタスクマネージャーなどで確認できます。
逆に、CPUだけ極端に高性能でGPUが控えめという組み合わせも、同じくもったいない状態です。
目標fps別のGPUの目安
| タイトル | 目標fps | GPUの目安 |
|---|---|---|
| Apex Legends | 144fps | RTX 5060以上 |
| Apex Legends | 240fps | RTX 5060 Ti〜RTX 5070 Ti以上 |
| VALORANT | 400fps超 | RTX 5060クラスでも届くことが多い(CPUしだい) |
フルHD・標準的な画質設定での一般的な目安で、実際のfpsは設定、解像度、常駐アプリ、ドライバのバージョンなどで変わります。
144fpsを狙う場合
多くのFPSプレイヤーがまず目指す水準で、表のGPUクラスなら、フルHDで快適に遊べます。
240fps以上を狙う場合
よりなめらかな画面を求める上級者向けの水準ですが、VALORANTのような軽いゲームはワンランク下のGPUでも高いfpsが出ます。
VALORANT・Apexで144fpsを狙うときのPCの選び方は、こちらにまとめています。

240fpsのように高いフレームレートを狙うほど、CPUの重要度はGPUに近づきます。軽いゲームで高fpsを出そうとすると、CPUの処理速度が詰まりやすいからです。
PC本体をこれから選ぶなら、デザインとコスパを打ち出しているBTOブランドOZ GAMINGのラインナップも参考になります。
フレームレートとリフレッシュレートは別物
| 項目 | 何の性能? | 単位 |
|---|---|---|
| フレームレート | PCが1秒に描ける枚数 | fps |
| リフレッシュレート | モニターが1秒に書き換えられる回数 | Hz |
PCが240fps出せても、モニターが60Hzなら表示されるのは60枚分だけです。逆に240Hzのモニターでも、PCが60fpsしか出せなければ性能を活かせません。
fpsとHzって同じでしょ?どっちも数字がでかいほど強いやつ
ヒバfpsはPCの性能、Hzはモニターの性能。この2つは別物です。
2つが噛み合わないと、次のような症状が起きることがあります。
- スタッタリング:画面がガクつく
- ティアリング:映像が裂けたように見える
G-SyncやFreeSyncといった同期技術に対応したモニターを使うと防ぎやすいので、高いfpsを狙うなら、PCだけでなくモニターの対応リフレッシュレートも確認しておきましょう。
手ごろな価格で144Hz以上のモニターを探すなら、Pixioのラインナップが候補になります。
PCに合うモニターの選び方は、こちらの記事にまとめています。

メモリとのバランスも大事
メモリはFPSを遊ぶだけなら16GBで足り、配信ソフトや重いアプリを同時に動かしたり、長く使い続けたりするなら32GBあると余裕があります。どちらにするかの判断基準はこちらの記事でまとめています。

32GBの構成を検討しているなら、セール時の価格が魅力のBTOメーカーFRONTIERでも比べてみてください。
CPU・GPU以外に見ておきたい項目は、こちらの記事にまとめています。

よくある質問
まとめ
- FPSは描画の比重が大きいので、GPUを優先して選ぶ
- 予算はGPUに全体の1/3〜1/2、CPUはその半分程度
- ボトルネックは、CPUがGPUの性能を活かしきれない状態
- Apexは144fpsでRTX 5060以上、240fpsでRTX 5060 Ti〜5070 Ti以上が目安
- fpsとHzは別物。PCとモニターの両方が噛み合って性能を活かせる
- メモリはFPSだけなら16GB、配信や同時作業をするなら32GB
CPUとGPUの考え方がつかめたら、ほかのパーツも含めた全体をこちらの記事で確認しておきましょう。









